グローバル変数¶
libToCoNetでは、以下のグローバル変数が定義されています。
- tsToCoNet_AppContext sToCoNet_AppContext¶
ToCoNetのパラメータを設定するのに使用するグローバル変数です。 cbAppColdStart() が引数 TRUE を指定して呼び出されている間のみ設定できるフィールドが あります。
- uint32 u32AppId¶
アプリケーションの識別子を32ビットで指定します。次の値は指定できません。
- 0x????0000, 0x????ffff
- 0x0000ffff, 0xffff????
cbAppColdStart() でのみ指定できます。
既定値は 0xffffffff です。
- uint32 u32ChMask¶
利用する無線チャネルの一覧をビットマスクで指定します。例えば、チャンネル12, 14のみを使用する場合、 1UL<<12 | 1UL<<14 を指定します。TWE-Strongではチャンネル26は使用できません。
既定値は 0x07fff800 (チャンネル11〜26) です。
チャンネルの指定には、モジュール MOD_CHANNEL_MGR, MOD_NBSCAN, MOD_NBSCAN_SLAVE, MOD_LAYERTREE が必要となります(モジュールの一覧 を参照)。
- uint16 u16ShortAddress¶
無線モジュールの16ビットのショートアドレスを設定します。 0xffff を指定することはできません。
既定値は無線モジュールのシリアル番号から自動生成されます。
- uint8 u8Channel¶
利用する 単一の 無線チャネルを指定します。 u32ChMask で指定したチャネルの中から指定してください。
モジュール MOD_CHANNEL_MGR を使用している場合、u8Channel の設定は無視されます。
既定値は 18 です。
- uint8 u8CPUClk¶
通常稼働時のCPUクロックを次の中から一つ選択します。
値 CPUクロック 0 4MHz 1 8MHz 2 16MHz 3 32MHz cbAppColdStart() 以外での変更は推奨されません。
既定値は 2 (16MHz) です。
- uint8 u8TxPower¶
モジュールの無線出力を次の中から一つ選択します。
値 出力 0 -34.5db 1 -23db 2 -11.5db 3 最大 既定値は 3 (最大) です。
- uint8 u8TxMacRetry¶
MAC層でのパケットの最大再送回数を0以上8未満で指定します。
既定値は 3 です。
- bool_t bRxOnIdle¶
TRUE を指定すると、アイドル時にも受信回路を動作させます。 これにより、受信が可能な状態となりますが、常に電力を消費するようになります。
ネットワーキング機能を利用する場合は、必ず TRUE を指定してください。
既定値は FALSE (受信回路を動作させない) です。
- uint8 u8HigherDataRate¶
高速モードの設定を次の中から一つ選択します。
値 速度 0 250kbps 1 500kbps 2 667kbps TWE-Lite では高速モードに対応していないため、無視されます。
cbAppColdStart() でのみ指定できます。
既定値は 0 (250kbps) です。
- uint8 u8CCA_Retry¶
CCAのリトライ回数を指定します。通常は変更する必要はありません。
TWE-Lite では無視されます。
- uint8 u8CCA_Level¶
CCAアルゴリズムの開始レベルを指定します。通常は変更する必要はありません。
TWE-Lite では無視されます。
- uint8 u8RandMode¶
ToCoNet内部で使用する乱数源を次の中から一つ選択します。
値 乱数源 0 ハードウェア乱数生成器 1 システム経過時間 2 モジュール MOD_RAND_MT 3 モジュール MOD_RAND_XOR_SHIFT 2 または 3 を使用する場合、 モジュールを使用できるようにする宣言が必要です(モジュールの宣言 を参照)。
- uint16 u16TickHz¶
Tickタイマー の周期を次の中から一つ選択します。
値 周期 1000 1ms 500 2ms 250 4ms 200 5ms 100 10ms cbAppColdStart() 以外での変更は推奨されません。
- bool_t bSkipBootCalib¶
TRUE を指定すると、スリープからの復帰時に行われるRC 32kHzクロック (Wake Timerに使用されます) のキャリブレーション処理が省略されます。